第2回 2.11 ドバイへ出発!

――― いよいよドバイへ向かいましたが、出発前の様子は?
検疫内で曳き運動ですね。調整というよりも、軽く動かす程度でした。
検疫厩舎へ入厩した当初は、環境の変化に多少なりとも戸惑った様子。
少しナーバスになっていましたが、すぐに落ち着いてくれましたし
飼葉も普通に食べてくれました。
雰囲気が変わったので一瞬だけ 『えっ?何ここ?』 って感じだったんでしょう(笑)
他にも馬がいたのもあって安心してくれたんだと思います。
まあ賢い馬ですから、ちょっと冷静になって頭を整理したんでしょうね。
表情なんかも普段と変わりないし、これなら飛行機も大丈夫かな?
という印象でしたね。

10日の18時頃に栗東トレセンから関空に向けて出発しました。
20時半頃に関空へ到着して、23時15分の飛行機でフライトです。
シンガポール経由でドバイへ入り、
あちらへ到着後は48時間の検疫を受けることになります。
検疫から開放されて、ようやく調整が開始されるような流れですね。
ディザイアも初めての飛行機ですからね。
こればかりは、どうなるのか分かりませんが
とにかく無事に元気に到着して欲しいです。
もうほとんど真っ暗で写真でお伝えすることはできないんですが
ディザイアをしっかりと送り出すことはできたので安心してください。
はじめてのことばかりで馬もスタッフも手探りな部分はありますが
遠征経験豊富な角居厩舎の方々がサポートしてくれるのは心強い。
力をお借りしながら、あちらでもシッカリと調整していきたいと思います。
ドバイに到着してからが本番ですからね。とにかく頑張ってきます!


【第3回へつづく】


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