イギリスやフランスといった
ヨーロッパ競馬を代表する国以外にも、
“穴場的なオススメの競馬場”
が存在すると合田さんは主張します。
「9月の第一日曜日に行なわれる
GⅠバーデン大賞をメインとした
バーデンバーデン競馬場の3日間開催も、
オススメのひとつです」
「バーデンバーデンはドイツのなかでも、
スパで有名な土地なんですね。
街のあちらこちらに
ローマ風呂のような設備がありますし、
温泉好きの日本人にとっては、
とても馴染みやすい場所だと思います」
「それから、ベルギーの避暑地にある
オステンド競馬場も本当にいいところですよ。
マリンスポーツやショッピングも楽しめるし、
カジノもある。
ヨーロッパの観光地や避暑地といった街は、
たいてい競馬場がありますから、
観光名所を回りながら、
同時に競馬が楽しめるわけです」
ちなみに、ドイツやベルギーは、
合田さんが愛して止まないビールが
とても美味しい土地でもあるそうです。
ドイツで飲める濃厚で深みがある地ビールが、
いかに素晴らしいかを語るときの合田さんの表情は、
とてもキラキラと輝いていたのでした。
(第22回に続く)
1959年東京生まれ。慶応普通部(中学)時代から馬術部に所属するかたわら、千葉新田牧場で「乗り役」としてのアルバイトをこなす。慶応大学経済学部卒業後、1982年テレビ東京に入社。『土曜競馬中継』の制作に携る。1988年テレビ東京を退職し、内外の競馬に関する数多くの業務をこなす(有)リージェントの設立に参加。
現在は、『世界の競馬』(NHK-BS)、『鈴木淑子のレーシングワールド』(グリーンチャンネル)などのキャスターも務めている。