合田さんが競馬業界の大先輩の方々と
設立した(有)リージェントは、
それまでの日本競馬界では、
ほとんど行なわれていなかった
業務内容を持つ会社でした。
「さきほど話ました、イギリスで放映された
ダンシングブレーヴ・ドキュメンタリーの
日本語版の制作と販売のほかにも、
やはりイギリスで発行されている
競馬情報誌『レーシングワールド』の
日本語版の製作、ジャパンCに招待された
外国馬の海外における出走レースの
ビデオに関する版権管理などを、
ウチの会社で手掛けていくことになったのです」
「それから、これは現在も続いている仕事なのですが、
海外に拠点を持つセリ会社の日本サイドの窓口
といったことも業務内容としています」
合田さんは「基本的にはスキ間産業ですから…」と
謙虚に語りますが、「競馬の国際化」という
1980年代以降の日本競馬界が掲げた大目標に対して、
ビジネス面からそれをサポートしたのが、
合田さん率いる(有)リージェントであったことは
間違いありません。
さて明日は、仕事をするうえでの必須アイテム
ともなっている「英語」に関する、
合田式マスター法をお届けいたします。
お楽しみに!
(第14回に続く)
1959年東京生まれ。慶応普通部(中学)時代から馬術部に所属するかたわら、千葉新田牧場で「乗り役」としてのアルバイトをこなす。慶応大学経済学部卒業後、1982年テレビ東京に入社。『土曜競馬中継』の制作に携る。1988年テレビ東京を退職し、内外の競馬に関する数多くの業務をこなす(有)リージェントの設立に参加。
現在は、『世界の競馬』(NHK-BS)、『鈴木淑子のレーシングワールド』(グリーンチャンネル)などのキャスターも務めている。