2009年10月15日
こんにちは。
きょうも秋華賞の話題を中心にお届けしていきます。
さて昨日、1冠目、2冠目とも1、2着馬が同じで
3冠目も同じだった1978年の米3冠、
3冠目で逆転した88年の同レースをご紹介しました。
(くわしくはバックナンバーをご覧ください)
米3冠レースは1ヶ月あまりにレースが集中しているため、
こうしたケースが出やすいのでしょうね。
日本の3冠は春に2冠、そして夏を越えて最終戦ですから、
馬の成長度次第で実績どおりには収まらない場合もあります。
1993年の秋華賞がそうでした。
桜花賞、オークスを連覇したベガ、
2、2着だったユキノビジンと3、3着のマックスジョリー。
ことしのブエナビスタ、レッドディザイア、ジェルミナル、
うり二つの勢力図ですね。
牝馬3冠で1、1、2着と無念の涙を呑んだマックスビューティが
ただ1頭この世に残した牝馬マックスジョリーは回避しましたが、
ベガ、ユキノビジンともに元気に出走してきました。
しかし競馬はやってみないとわかりません。
『ベガはベガでもホクトベガ!』
関西テレビの杉本清アナウンサーをそう絶叫させた
予想外の結果が待っていたのです。
1着はホクトベガ、ご承知のようにその後、交流競走に転じて
9戦9勝と無敵ぶりを誇った女傑です。
2着にはノースフライトが入り、ベガは3着に敗れます。
ノースフライトは1700メートルも含めたマイル戦で7戦7勝、
安田記念とマイルチャンピオンシップを制した名マイラーです。
どこに逸材が隠れているかわからないものです。
3冠とも1、2着が変わらなかった78年の米3冠、
アファームド VS アリダー型になるのか、
最後の1冠で逆転した88年米3冠の
サンデーサイレンス VS イージーゴアー型になるのか、
それともホクトベガ、ノースフライトと将来の名馬を輩出した
波乱の93年秋華賞パターンになるのか、
ブエナビスタ VS レッドディザイア決戦に注目しましょう。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすはいよいよ枠順確定、胸が高鳴る思いです。