2010年02月15日
こんにちは。
この間、有馬記念がおわったばかりと思ったら、
今週はもう2010年の初G1フェブラりーSが行われます。
競馬ファンは歳をとる暇がありませんね。
ことしのフェブラりーS、話題の中心は王者エスポワールシチーに
ダート初体験ローレルゲレイロ、リーチザクラウン、レッドスパーダが
挑戦するというちょっと目新しい構図でしょうか。
G1に昇格した1997年以降を見ても、
初ダートの馬は勝利はおろか連対実績もありません。
01年のトゥザヴィクトリーの3着が最良の成績です。
彼女は次走ドバイワールドCで日本馬最高の2着しています。
並大抵の能力、並大抵のダート適性じゃなかったのですね。
たぶんこの両方が兼ね備わっていないと走れない、
初ダート馬にはそんな非常に厳しいレースなのだと思います。
彼女以前のシンボリインディ、以後のエイシンプレストン、
オレハマッテルゼ、ヴィクトリーなどのG1馬が挑み、
ことごとく厚い壁に跳ね返されています。
トゥザヴィクトリーは前走の京都牝馬特別を勝っているのに対し、
シンボリインディ以下は近走いささか不振といった態がありました。
こういっては失礼なんですが、
近走の不振からダートに新境地を求めるといった風では、
このレースを勝ちきるのは難しいのでしょうね。
またエイシンプレストンのように香港主戦地ランナーは
前走の香港C5着からフェブラりーSを叩き台に(16着)、
次走の香港クイーンエリザベスC勝利というパターンもあります。
馬には出走馬の数だけいろんな理由や動機があるのでしょうね。
フェブラリーSが非常に厳しいレースだという側面は、
このレースに連覇馬なし、ということからも分かるような気がします。
この1週間、皆さんとご一緒にフェブラりーSのあれこれを
考えていけたらうれしいなぁと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
きょうも来てくださってありがとうございます。
フェブラリーSにレッドスパーダを出走させる
東京サラブレッドクラブの西川哲社長と武豊騎手の対談を更新しました。
お暇なおりに目を通していただければと思います。