2010年05月11日
こんにちは。
先日のケンタッキーダービーを勝ったスーパーセイヴァー、
そのエピソードの続編です。
さて、当日は折からの不良馬場、時計の出にくい状態でしたが、
彼の走破タイムは2分04秒45という歴史的な遅さでした。
彼より遅かったケンタッキーダービー馬を探すと、
21年前の89年サンデーサイレンスということになります。
さらにサンデーより遅かった馬というと今度はそこから
41年も昔のサイテーションにさかのぼります。
勝ち時計が遅かったからレベルが低いかというと、
必ずしもそういう話にはなりません。
サイテーションは三冠を含む45戦32勝という怪物ぶり。
サンデーサイレンスもご存じのように、
三冠目のベルモントSは取りこぼしましたが、
14戦9勝2着5回とパーフェクトな成績を残しています。
歴史的名馬サイテーション以降の40頭のダービー馬の中で
日本にスピード革命、瞬発力革命をもたらしたといっていい
彼がいちばん遅かったというのは話としても面白すぎます。
いまのところ偉大な先輩に比べればかなり地味な成績に見える
スーパーセイヴァーですが、ぜひ頑張ってもらいましょう。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすはスーパーセイヴァーにまつわるもうひとつの話題、
実は彼は快速の血の継承者なのだというお話をお届けします。
どうぞよろしくお願いします。