2010年05月26日
こんにちは。
ダービーウィークも週半ば、いかがお過ごしでしょうか。
きのうはペルーサ陣営が青葉賞で2400mの走り方を
学習させたというお話しをしました。
皐月賞に出ようと思えば出られた彼が
クラシックを棒にふった理由が見えるような気がします。
きっと藤澤和雄調教師やオーナーさんは
ことしは2400mしか走らせるつもりがないのでしょう。
2010年のペルーサのゴールは凱旋門賞でしょう。
胸を張っていくためにダービーで勝ち負けする必要があり、
ロンシャンの試走はG2ニエル賞を想定しているのでしょう。
すべて距離2400mのレースです。
このローテーションを考えれば、
小回りの皐月賞2000mより青葉賞という選択になります。
そんな先のことに想像力を膨らますのかと驚かされますが、
なにしろ新馬戦を勝っただけのカジノドライヴを
アメリカに連れて行き日本調教馬として初めて
アメリカのダート重賞を勝たせた調教師とオーナーです。
その考えの深さは想像も及びません。
もうひとつ驚かされたことがあります。
ペルーサは若葉賞から青葉賞まで中6週でした。
青葉賞からダービーまでは中3週となります。
徐々にローテーション的な負荷を増していくのは、
渡仏して初戦のニエル賞から凱旋門賞までは中2週、
へこたれないためにも青葉賞を使う必然があったのでしょう。
大きな、そしていちばん険しい目標に向かって
狭すぎるほど狭い道を細心の気配りで歩かせる、
そういう調教師やオーナーと一緒に夢を見たいと思います。
きょうも来てくださってありがとうございます。
水曜恒例の『馬名ミュージアム』を更新しました。
お暇なおりにのぞいてみてください。
どうぞよろしくお願いします。