2009年11月29日
こんにちは。
いよいよ29回目のジャパンカップ当日がやってきました。
ウオッカですが、もうそろそろ見納めになるんでしょうか。
近年の日本競馬の屋台骨を支えてきたのは
まぎれもなく彼女の細腕(細脚?)だったと思います。
順調なばかりではなく、スランプに悩む時期もありました。
騎手もデビュー戦の鮫島騎手にはじまって、
ダービーを一緒に走った四位騎手、武豊騎手、岩田騎手、
今回のルメール騎手で5人目になります。
いろいろあった4年間でしたが、もし彼女がいなかったら
日本の競馬はもっと寂しいものになっていたでしょう。
モノ言わぬ彼女に深く感謝したいと思っています。
まだまだ元気に走ってほしい気持ちはありますが、
あとの仕事もありますから生涯現役というわけにはいきません。
彼女の一完歩、一完歩をしっかり目に焼き付けたいと思います。
ところで、JCでもっとも活躍した牝馬といえば
3歳でヨーロッパ牡馬チャンピオンのシングスピールに
ハナ差まで食い下がったファビラスラフインも偉いんですが
総合点で考えると、やはりエアグルーヴでしょうか。
97年には欧州最優秀古馬に選ばれたピルサドスキーにクビ差、
翌年にはのちに凱旋門賞で歴史的な壮挙を成し遂げた
エルコンドルパサーにつづいて2年連続の2着に頑張りました。
相手に恵まれたということは微塵もなく
ケチの付けようのない立派な走りだったと思います。
ウオッカの昨年は3着と残念な結果になりました。
ことしは21世紀のエアグルーヴとして頑張ってくれるでしょう。
レッドディザイアが21世紀のファビラスラフインになってくれると
これもうれしいんですが・・・。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすからはJCダートの話題を中心にお送りします。
今週同様に『海の向こうの競馬、そしてホースマン5』、
合田直弘さんの海外馬情報にご注目ください。
よろしくお願いします。