2009年12月13日
こんにちは。
きょうは阪神ジュベナイルFの裏番組、
というわけではありませんが、中京2歳Sも行われます。
重賞でもない単なるオープン特別ですが、
中味の濃さは並みの重賞に負けないレベルを誇っています。
02年の3着馬ネオユニヴァースと05年の勝ち馬メイショウサムソンは、
ともに翌春の皐月賞・ダービーの2冠馬ですね。
順序が前後しますが、03年の3着馬ポップロックは
古馬になって大成し、目黒記念を2度勝ち、
豪G1メルボルンCで同厩舎のデルタブルースの2着しました。
そして白眉は06年のダイワスカーレット、彼女はここをステップに
桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯とG1を勝ちまくり、
秋の天皇賞でウオッカと歴史的な名勝負を演じたのち、
引退レースの有馬記念を勝ったのはご存じのとおりです。
中京2歳Sのときの2着が
ブエナビスタのお兄ちゃんのアドマイヤオーラで、
彼も弥生賞に勝ち、ダービー3着と活躍しています。
さらに去年のこのレースで5着に沈んだのが、
その1年後に菊花賞を快勝したスリーロールスでした。
これだけ輝かしい実績を残しているのですから、
2歳Sとしての格は相当なものといわなければならないでしょう。
この時期に有力と目されているエリートたちが、
ジュベナイルF、朝日杯、ラジオNIKKEI杯へ回るため盲点になりがちですが、
クラシックを占うのに見逃せない一戦といえそうです。
ことしの夏の2歳Sは札幌、新潟、小倉と競馬場も違えば、
距離も違うレースを同一週開催で行い好評でした。
いっそジュベナイルF、朝日杯、NIKKEI杯、中京2歳Sを
同一週に別々の距離でやったらファンも喜ぶのに・・・。
(でも、馬券売り上げに影響するからダメかも)
きょうも来てくださってありがとうございます。
合田直弘さんの『海の向こうの競馬、そしてホースマン6』、
きょうは最高賞金レースの香港カップの展望になります。
来週は朝日杯フューチュリティーSを中心にお届けします。
どうぞよろしくお願いします。