2009年09月02日
こんにちは。
今週の新潟競馬場は新潟2歳Sがメイン。
ところで新潟デビューのスーパーホースといえば
シンボリルドルフの名がいちばんにあがります。
ちょっと信じられない話しなのですが、
彼は2歳の7月に新潟1000メートルで初陣を飾っています。
1000メートルの新馬でおろすというのは
クラシックを視野に入れた使い方とはいえない。
馬は出走するレースが何メートルなのか理解しているわけではない。
だから最初にペースの速い1000メートルのレースを使うと、
馬がレースとはそういうものだと思い込んでしまう危険がある。
当時、野平祐二厩舎で調教助手を務めていた藤澤和雄師は
ルドルフのデビュー戦をこう振りかえっています。
しかし、野平調教師もタダモノではありません。
岡部君、1000メートルの競馬だけれど、
1マイルの感じでいきましょう。
野平師からそういう指示を受けて、
そういう乗り方をしてきた岡部騎手も尋常じゃありません。
野平祐二調教師、藤澤和雄調教助手、岡部幸雄騎手、
プロ中のプロが奥義をつくして名馬を育て上げてきたのです。
大変な人たちだとつくづく感銘してしまいます。
さて、新潟2歳Sですが、
現在の1600メートルで施行されるようになった2002年以降、
勝ち馬の中からはマイネルレコルトとセイウンワンダー、
2頭の朝日杯フューチュリティS馬が出ています。
一昨年の覇者エフティマイアも桜花賞2着していますから、
マイル適性の高い馬が集まる傾向があるといえるのかも・・・。
血統的には7年間でフジキセキ産駒が2勝をあげています。
有力馬に何頭かフジキセキの仔がいます。楽しみですね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすは小倉2歳Sにまつわる
ちょっといい話をお届けできたらと思っています。
どうぞよろしくお願いします。