2010年03月15日
こんにちは。
きょうも来てくださってありがとうございます。
ドバイ・ワールドCまで2週間を切りました。
すっかり向こうの水に慣れたレッドディザイアを追うように
ドバイ・シーマクラシック(G1・芝2410m)を狙うブエナビスタ、
ゴールデンシャヒーン(G1・AW1200m)に挑むローレルゲレイロ、
ゴドルフィンマイル(G2・AW1600m)に向かうグロリアスノア、
出走各馬が続々と現地入りしています。
いよいよ決戦間近ですね。
さて、先週はレッドディザイアのライバルたちが
昨年のワールド・サラブレッド・ランキング上位に名を連ね、
しかもAW適性の高い馬が顔を揃えた話題をお届けしました。
00年にレコード勝ちしたドバイミレニアムとか、
08年のカーリンのように飛び抜けて強い馬はいませんが、
高いレベルで拮抗する上質なメンバーばかりで
レッドディザイアにとってなかなか骨っぽそうな相手ですね。
たびたび話題に出るワールド・サラブレッド・ランキングですが、
毎年1月1日から12月31日までに出走した世界各国の馬たちを
国際ハンデキャッパー会議が協議してランク付けします。
とはいえ総合評価といった主観が入る部分は少なく、
レース毎に各馬を評価したレイティングが基本になっています。
136ポンドと圧倒的な1位にランクされたシーザスターズの場合、
これは中距離カテゴリーの愛チャンピオンSに対する評価で、
2400mを中心とするカテゴリーでは131ポンドにとどまっています。
それでも1位なのですが、ダンチヒ系の血統背景から、
2000メートル前後ほどの安定感はない徒判断されたのでしょうか。
昨年は世界各国から333頭がランクインしていますが、
日本馬は28頭が選ばれています。
最高は19位のカンパニーとドリームジャーニー、
次いで33位にオウケンブルースリ、
さらにウオッカとディープスカイが43位につけています。
ちなみにブエナビスタは有馬記念2着が118位に評価され、
レッドディザイアはジャパンC3着で236位でした。
236位には97頭がくつわを並べ、333頭中の最低ランクです。
彼女が7位のコンデュイットやカヴァルリーマンを撃破するのは、
単純にいえば230頭抜きをやってしまったということになります。
もちろん今回ワールドCに出走が予定されるのは
先の2頭に負けず劣らずの格上馬ばかり、“下克上” ですね。
さて、“下克上ワールドC” は実現するのか、
本番まで2週間足らずですがお付き合いください。
あすもどうぞよろしくお願いします。