2011年05月23日
こんにちは。
日米欧、シンガポールとG1目白押しの週末でした。
ご存じでしょうが、結果だけ簡単にご紹介しておきます。
まずフランスでは、今季緒戦に臨んだ女帝ゴルディコヴァが
イスパーン賞 (ロンシャン1850m) を制して13個目のG1ゲット。
クビ差ですが、もともとちぎって勝つタイプでもなく、
6歳になって力の衰えとかは心配しなくていいでしょう。
次走はロイヤルアスコットのクイーンアンS、
G1を4連勝中のカンフォードクリフスとの直接対決ですね。
オークス前哨戦のサンタラリ賞 (ロンシャン2000m) は、
ゴドルフィンのヴェイヴァリングが接戦をものにしています。
この馬、前走クレオパトラ賞でゴルディコヴァの半妹である
ガリカヴァの3着でした。オークスの有力馬に浮上する?
アイルランドでは、ともにカラ1マイルで争われる2000ギニー、
1000ギニーと10ハロンの古馬戦タタソールズゴールドC。
2000ギニーはロデリックオコンナー、
1000ギニーはミスティフォーミー、
ともにエイダン・オブライエン厩舎同じガリレオ産駒でした。
それにしても今シーズンのガリレオは凄いです。
英2000ギニーのフランケル、仏1000ギニーのゴールデンライラック、
英愛仏のギニーレースを4つも勝ってしまいました。
持ち前の持久力に加えて非凡な瞬発力も証明しました。
父サドラーズウェルズを継いでガリレオ時代が続きそうです。
タタソールズゴールドCはソーユーシンクの圧勝でした。
向こうの報道では “イージーG1” と表現されています。
ちょっと競馬にならないぜ、といったところでしょうか。
大騒ぎの末にオーストラリアから転籍してきた馬ですが、
まずは目論見どおり凱旋門賞へ好スタートを切りました。
さて、シンガポールは国際G1が2レースの番組編成でした。
2000mのシンガポール航空国際Cはジターノエルナドが久々のV。
世界中を股にかけている国際レースの常連ですね。
1200mのクリスフライヤー国際スプリントは、
地元の英雄ロケットマンが人気に応えて見せました。
グローバルスプリントチャレンジを強く意識している陣営は、
このあとロイヤルアスコットのゴールデンジュビリーS、
秋は日本のスプリンターズSから香港スプリントみたいな
ローテーションになるんでしょうね。楽しみでなりません。
最後にアメリカはプリークネスS (ピムリコ9.5ハロン) です。
何かと日本がらみの話題が多い今季の米クラシックですが、
母が輸入されているアニマルキングダムのダービーに続き、
半姉が日本にいるシャックルフォードが勝ちました。
日本の生産界が国際化していることの証明でしょう。
きょうも来てくださってありがとうございます。
駆け足でレース結果だけご紹介しましたが、
それらにまつわる “ちょっといい話” は追い追いお届けします。
どうぞよろしくお願いします。