2011年09月03日
こんにちは。
明日の札幌新馬芝1800mでデビューするレッドグランザは、
早くから軽快な動きを見せ今週の追い切りも絶好で
昆貢調教師もかなりの自信を秘めているようです。
父がキングカメハメハで父系の3代目にミスタープロスペクター、
母系は曽祖母にミスタープロスペクターの全妹ゴールドマイン、
ミスタープロスペクターの同血クロス3×3の配合になります。
このスピード豊かな血に加えて母父が世界の快速ダンチヒですから、
もうスピードの塊のような血統構成になっています。
キングカメハメハは京成杯でバカついて不覚を取った以外は、
まったく危な気のないレースを重ねて8戦7勝、
底らしい底を見せないまま引退しています。
《どう乗っても、誰が乗っても勝てるほどの馬》 と
安藤勝己騎手が述懐する奥の知れない規格外の名馬でした。
しかしこの規格外の名馬にしては、
種牡馬としてはまだ未完成という気もするのが本音です。
リーディングサイヤーの座に輝き、
アパパネ、ローズキングダムなどのG1ホース、
ルーラーシップ、トゥザグローリーなどの活躍馬を出して、
もう十分すぎるほどじゃないかとお考えの方も多いでしょうが、
社台グループの良質な牝馬を集めに集めているのですから、
超の字が付く大物を出してくれないかとも思うのです。
サンデーサイレンスは1200mのスプリントG1から
3200mの天皇賞まであらゆるカテゴリーで
それぞれに頂上を極めたサラブレッドを送り出しました。
ミスタープロスペクターの血のよみがえりを図ったレッドグランザ、
キングカメハメハの新領域を切り開いてくれないでしょうか。
きょうも来てくださってありがとうございます。
今週のメイン・新潟と小倉の2歳Sにも注目したいと思います。
どうぞ良い週末をお過ごしください。