2011年09月09日
こんにちは。
ヨーロッパ競馬もいよいよ大詰めを迎えたムードです。
明日はイギリスとアイルランドでセントレジャーが行われます。
英は3歳限定、愛は古馬に開放と施行条件に違いはありますが、
ともに伝統ある長距離G1として親しまれています。
イギリスの方はシームーンという馬が人気のようです。
カリッド・アブドゥーラ殿下のオーナーブリーダー馬で、
サー・マイケル・スタウト調教師の管理というコンビは
3週間後に凱旋門賞連覇を狙っているワークフォースと同じです。
ここまで4戦3勝とキャリアは浅いのですが、
前走G2グレートヴォルティガー賞が強敵相手に8馬身差の圧勝、
一躍本命に抜擢されました。
対抗格がG1を3勝しているブルーバンティング。
英1000ギニー、愛オークス、ヨークシャーオークスを勝っています。
ゴドルフィン所属ですから、もちろん鞍上はデットーリ騎手です。
クールモア代表はセヴィル、1-5-1-1となかなか勝てない馬ですが、
愛ダービーとパリ大賞で2着しているガリレオ産駒の実力派です。
ちょっと穴人気しているブラックパンサーは
サッカーのマイケル・オーウェン選手の生産&所有馬です。
イギリス代表史上最高のフォワードとも言われる名選手は、
競馬に目がなく、遂に牧場まで買ってしまったようです。
こういう馬主と馬の存在は嬉しいですね。
ゴールを切り裂くストライカーのように駆けてくれないでしょうか。
さて、アイルランドのセントレジャーですが、
エイダン・オブライエン厩舎の古豪フェイムアンドグローリーが
有終の美を飾るべく出走してきました。
何度かご紹介したようにダービーではシーザスターズをしのいで
1番人気に支持されたほどの馬です。
ライバルのあまりの強さに歯車が狂った感じの競走生活でしたが、
フェイム (名声) とグローリー (栄光) に包まれてほしいものです。
きょうも来てくださってありがとうございます。
明日はパリ・ロンシャン競馬場の凱旋門賞トライアルデー、
ナカヤマナイト&フェスタ、ヒルノダムールが出走します。
そのホットな話題を追います。どうぞよろしくお願いします。