2009年07月15日
こんにちは。
今週の月曜日からセレクトセールがはじまっています。
きょうまでの3日間の日程ですが、
初日の1歳セリは順調なスタートを切ったようです。
いちど馬の楽しみを味わうとやめられなくなる。
そういう意味では馬は生活必需品。
売却率が上がっているというのは、
新しいオーナーさんが増えているのでは。
主催者サイドの吉田照哉さんがこういっています。
そうであればうれしいのですが、
当歳セリと比較すれば格段にリスクの少ない1歳セリに
市場のニーズが集まったという事情もあるような気がします。
セレクトセールからはあまたのG1馬が出ていますが、
期待に応えられなかった馬もたくさんいます。
馬は成長する動物だからです。
「当歳じゃわからない面があるが、1歳ならわかる」
とおっしゃるのは初日に最高値をつけた
アドマイヤムーンの半弟を競り落とした岡田繁幸さん。
岡田さんほどの馬見の達人がそういうのですから、
1歳セリのメリットには計りしれないものがあるのでしょう。
競走馬が人々の暮らしに中へ入っていけばいくほど、
リスクが抑制される必要が出てきます。
生活必需品というのはそういうものですよね。
馬が、吉田さんのおっしゃるように
“生活必需品”になれば素晴らしいなぁと思います。
そのためにはいろいろな仕組みが必要になります。
1歳セリはそうした答えのひとつであり、
今回の盛況は市場ニーズがそこにあったことを
あらためて思い知らされた気がします。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすもよろしくお願いします。