2009年07月16日
こんにちは。
セレクトセール2日目の当歳セリには
ディープインパクトの半弟が登場し
この日の最高落札額を記録しました。
これはこれでけっこうなことなのですが、
活況を見せた初日の1歳セリとは対照的に
当歳セリを取り巻く環境は厳しいものだったようです。
1歳セリの売上高、落札率がそれぞれ対前年比で
115%、112%と好調だったのに対して
当歳セリは同68%、90%と不振でした。
まだ3日目が残っているので軽々にはいえませんが、
日本の馬主さんの意識が変化しはじめていると感じました。
経済不況のせいにはできないように思います。
そうだとしたら、1歳が活況で当歳が不振、
そういうことにはならないでしょう。
よりリスク少なく良馬を選びたいと考えれば
未知数の領域が多すぎる当歳より
ある程度できあがっている1歳に視線が向くのは
当然なことのように思われます。
『世界の中のニッポン・ニッポンの中の世界』の第2回で
ジョン・マコーマックさんがいい馬を選ぶ秘訣を述べています。
お金があれば、
現役の競走馬を買うのがいちばん確率が高いでしょう。
たとえば、デビュー戦をぶっちぎって勝った馬とかね(笑)。
ですから、2歳のトレーニングセール、イヤリング(1歳)セール、
さらには当歳・・・・・と、若くなればなるほど、
いい馬を掴める確率はどんどん下がります。
ともあれ、いろいろなことを考えさせられた
ことしのセレクトセールでした。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あす金曜のJ-horsemanは、
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