2009年07月21日
こんにちは。J-horsemanです。
3連休はいかがでしたか。
さて今週は函館記念にまつわるお話をさせてもらっています。
きのうは同レース3連覇のエリモハリヤーをご紹介しました。
きょうはちょっと古い話になりますがサッカーボーイの巻。
いまではサッカーボーイといえば、
ナリタトップロードとヒシミラクル、2頭の菊花賞馬
ステイヤーズSと阪神大賞典に勝ったアイホッパーなど
長距離走者の父として名を馳せていますが、
自身の現役時代は強烈な瞬発力が売り物でした。
1600メートルならオグリキャップ、
2000メートルならサッカーボーイ。
両馬にまたがった経験のある河内洋騎手のコメントです。
サッカーボーイはG1マイルチャンピオンシップなど
マイルは3戦3勝と圧倒的な実績を残しています。
逆に1番人気に支持されたダービーでは惨敗し、
有馬記念でもオグリキャップの3着と
距離的な限界をのぞかせていました。
そんな彼がもっとも強いレースをしたのが
2000メートルの函館記念であったといわれます。
後方から歩を進め3コーナーすぎにスパート、
前年のダービー馬メリーナイスに5馬身差をつけ
当時の日本レコードをたたき出したのです。
この彼が数々の名ステーヤーを輩出したのに
得意のマイル重賞を勝った産駒は
関屋記念のブルーイレブン1頭だけでした。
血統というのはマカ不思議なのものですね。
競馬には金言とか格言とかいわれるものがあります。
英語では“Wise Saying”というそうです。
直訳すれば“知恵の言葉”でしょうか。
先人たちが紡いできた競馬に関する知恵を集めた
『知恵の言葉』がきょうからスタートします。
ちょっと馬券のご参考とかになればうれしいです。
毎週火曜、金曜の掲載となります。
どうぞよろしくお願いします。