2009年07月27日
こんにちは。
今週も早々にJ-horsemanへ
来てくださってありがとうございます。
さて今週のメインは小倉記念です。
“小倉三冠”という言葉がありました。
小倉大賞典、北九州記念、小倉記念をさします。
語源はスポーツ新聞などの発明によるものらしいですが、
過去の記録を調べるとアトラスなど3頭が
複数年にまたがって“小倉三冠馬”となっています。
2005年にはメイショウカイドウが武豊騎手の手綱で、
史上初めての同一年グランドスラムを達成します。
ちなみに初代小倉三冠馬アトラスを導いたのは
豊騎手の父上である武邦彦騎手でした。
さらに邦彦騎手は2代目小倉三冠馬ロッコーイチの
小倉記念と北九州記念の二冠も鞍上にいました。
よほど小倉の空気が合う一家のようです。
ことしも豊騎手は小倉中心の騎乗予定のようですから
大活躍が見られるかもしれませんね。
ところがこの快挙の翌年、レース体系が変更されます。
小倉大賞典、小倉記念は従来どおりですが、
北九州記念は1800メートルから1200メートルへ距離短縮され、
開催時期も小倉記念とは中1週とされました。
両レースをともに使うのはあまり常識的とは思えません。
代わりというわけでもないでしょうが、チャンピオンホースに
特別ボーナス5000万円が贈られる
サマー2000シリーズがはじまります。
福島の七夕賞、函館(ことしは札幌開催)の函館記念、
そして小倉記念、札幌記念、新潟記念の5レースが対象です。
地域密着というのか“小倉三冠”など、
地元の人たちの心をくすぐるローカルな呼称がいいのか、
馬券発売システムの改革や情報発信の進化に伴い
北から南まで全国を股に売上向上をめざすのがいいのか、
にわかには判断できませんが、
オールドファンにはちょっとさびしい気もするようです。
閑話休題、
今週もJ-horsemanをよろしくお願いします。