2009年07月31日
こんにちは。
早いもので7月ももう最後の日です。
日に日に暑さが増していきますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、きのうはG1ホースで小倉記念を勝った馬は、
昨年のドリームジャニーと40年以上も前のワカクモだけ
というお話をしました。
ご承知のようにワカクモはテンポイントのお母さんですね。
そのテンポイントの同級生にミヤジマレンゴという馬がいました。
小倉大賞典、北九州記念、小倉記念の
いわゆる“小倉三冠”を制しています。
この世代はテンポイント、トウショウボーイ、グリーングラス、
“TTG”と呼ばれた3強をはじめ粒揃いだったようです。
テンポイント、グリーングラス、カシュウチカラ、ホクトボーイが
3200メートルの天皇賞を勝ち、
“TTG”はそろって有馬記念を制しています。
なかでも3頭が他馬を置き去りにして上位独占した
1977年のレースは今でも名勝負として語り継がれています。
そうした強豪たちとは別にミヤジマレンゴは
マイペースでレースを続けました。
9-6-5-5という通算成績ですが、
掲示板を外したのは3000メートルの菊花賞と阪神大賞典だけ。
フォルティノの仔で中距離までが守備範囲だったようです。
当時の中央G1は長距離中心のレース体系で
ミヤジマレンゴは小倉や中京などローカルに活路を求めます。
小倉は三冠を含めて4-2-3-0、中京は4-2-1-0、
ローカルファンには実に頼もしい馬でした。
G1レースの華やかさもいいですが、
地元のファンを喜ばせる彼のような馬も貴重だと思います。
ことしもこうしたスターホースが出現してくれるといいですね。
このミヤジマレンゴ、芦毛のフォルティノ産駒なのに
うるしを塗ったように真っ黒な毛色をしていました。
先人の馬券にまつわる金言集『知恵の言葉』は
「芦毛の夏駆けは大ウソ」の後編です。
なにかちょっとしたヒントになれば幸いです。
『競馬新聞の◎をチェック!』
『馬券術どおりに買ったらこうなった』は夕刻ごろの更新になります。
きょうも来ていただいてありがとうございます。
あす土曜日もJ-horsemanをお楽しみください。
よろしくお願いします。