2009年08月05日
こんにちは。
きのうは今週発売の『週刊競馬ブック』に発表された
上半期の3歳馬フリーハンデで
クラブ所属馬が大きく進出したお話をしました。
では、クラブホースはなぜ走るのか?
何度も引用するようですが、
『世界の中のニッポン・ニッポンの中の世界』で登場いただいた
世界を股にかけるホーストレーダー、
ジョン・マコーマックさんが明かしてくれた“走る馬選び”の秘訣。
お金があれば、現役の競走馬を買うのが
いちばん確率が高いでしょう。
たとえば、デビュー戦をぶっちぎって勝った馬とかね(笑)。
ですから、2歳のトレーニングセール、
イヤリング(1歳)セール、
さらには当歳……と、若くなればなるほど、
いい馬を掴める確率はどんどん下がります。
クラブホースは毎年夏から秋にかけて
1歳馬を対象に会員募集がスタートします。
ことしのセレクトセール1歳セリ、
クラブ各社の購買が目立っていましたが、
いずれにせよクラブがいつ仕入れたかは関係なく
会員の立場から見ればイヤリングセールが
仕組みの基本になっています。
満口にならなければ2歳時でも購入可能ですね。
欧米並みの低リスクで良馬を選べる可能性のある
ちょっとチャーミングなシステムだと感心させられます。
この可能性の確率をさらに高めるには
クラブ側が良馬を提供することがもちろん前提になります。
でも、クラブホースがこれだけ走るのは偶然ではなくて、
良馬を提供するという大前提を満たす仕組みができている、
もしくは、できつつあると考えるのが自然かもしれません。
きょうも来てくださってありがとうございます。
会員募集がスタートしたクラブも多いこのごろ、
クラブホースはなぜ走るか?
なぜクラブに走る馬が集まるのか?
あすもつづきを考えてみたいと思います。