2009年08月19日
こんにちは。
お盆休みも明けてようやくエンジンがかかってきた、
そんなきょうこのごろでしょうか。
さて、きょうもブエナビスタの話題から。
牝馬の強さが目立つようになったのは
いつごろからだったのでしょうか。
印象に残っているのは2005年かな・・・。
宝塚記念でスイープトウショウが11番人気で
ハーツクライ、ゼンノロブロイなどのG1馬を圧倒しました。
単なる一過性のアクシデント?
と思ったらサプライズ第2章が待っています。
天皇・皇后両陛下をお迎えした天覧レースの天皇賞、
札幌記念を9番人気で勝ったヘヴンリーロマンスは
またまた14番人気と人気薄だったのですが、
直線一気に差し切って満員の観衆をアッといわせました。
松永幹夫騎手と彼女が両陛下と観衆に向かって
深々と一礼する感動的なシーンがよみがえってきます。
しかし真打は2007年のウオッカでしょうか。
オークスをパスしてダービーに挑戦し、
並みいる牡馬を蹴散らして見せたのです。
勝ち時計の2分24秒5はキングカメハメハ、
ディープインパクトのダービーレコードに次ぐ傑出したものでした。
宿敵ダイワスカーレットは翌年の有馬記念を勝ち、
牝馬といえども強い馬は強いことを証明してくれました。
牝馬でも強い馬は強い、これは世界的傾向かもしれません。
フランスでは昨年、7戦7勝で不敗の凱旋門賞馬となった
ザルカヴァのような名牝が誕生しています。
アメリカ勢も負けてはいません。
プリークネスSでケンタッキーダービー馬の
マインザットバードを破った
レイチェルアレクサンドラは最強3歳馬かも・・・。
1歳上のゼニヤッタは12戦12勝と無敵の快進撃ぶりです。
両馬はおそらくブリーダーズCをめざすことになるでしょうから、
ブエナビスタとの対決は見られそうにもないのは残念ですが、
このあたりは海外競馬通・合田直弘さんの
『海の向こうの競馬、そしてホースマン』
『海の向こうの競馬、そしてホースマン2』
でくわしく紹介していますので、
お暇な折にバックナンバーからのぞいてみてください。
きょうも来てくださってありがとうございます。
今週はじっくりと札幌記念を堪能したいと思いますが、
いずれにせよ国内のレースが世界レベルとの比較の中で
楽しめるのはうれしいかぎりですね。
あすもよろしくお願いします。