2009年09月15日
こんにちは。
秋競馬がスタートしました。
先週の重賞3鞍、またクラブホース旋風が吹き荒れました。
朝日チャレンジCはキャプテントゥーレ、ブレイクランアウト、
セントウルSもアルティマトゥーレ、スリープレスナイトと
阪神2鞍はクラブホースがワントゥーフィニッシュを決めました。
中山の京成杯AHは吉田照哉さんのザレマが勝ちましたが、
2、3着にはアップドラフト、マイネルスケルツィと
クラブホースが健闘しています。
春につづいてG1戦線でも大暴れしそうな雲行きですね。
さて、今週は西がローズS、東がセントライト記念のラインナップ。
秋華賞トライアルとなって以来の過去13回の
ローズS勝ち馬の本番成績は4-2-1-5ですから、
本番直結型のトライアルといえそうです。
対して菊花賞トライアルと銘打ったセントライト記念ですが、
勝ち馬はまったく本番ではふるわない成績となっています。
本番で2着に入ったのが1990年のホワイトストーンが最後で
トライアル、本番を連勝したのは
1984年の三冠馬シンボリルドルフまで遡ることになります。
セントライト記念が菊花賞馬を次々と輩出したのは1960年代、
59年のハククラマにつづき60年はキタノオーザ、
以下グレートヨルカ、アサカオー、アカネテンリュウが勝ち、
64年のウメノチカラは三冠馬シンザンの2着に健闘しました。
65年には牝馬のキクノスズランがセントライト記念から
果敢に挑戦した本番でダイコーターの4着に頑張りました。
まさに現在のローズSのように本番直結型だったようです。
もう25年もセントライト勝ち馬から菊花賞馬が出ていないのは、
西高東低といわれる実力差のせいなのか、
また中山2200メートルはコーナーをクルクルと4つも回るコースで、
展開次第ではマイラーでも十分にもってしまう、
ということもあるのでしょうか。
本番とはあまり関係のないレースと割り切って
馬券推理をしたほうがよいのかもしれませんね。
先人の馬券の知恵を集めた『知恵の言葉』は
「追い込み馬のブリンカー装着は危険」の続編です。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすもよろしくお願いします。