2009年10月02日
こんにちは。
今週のメイン・スプリンターズSは、
スリープレスナイトの無念の出走回避も手伝ったのか
豪州からの遠征馬シーニックブラストの評判が高まっています。
英G1のキングススタンドSの勝ち馬で
サラブレッドワールドランキングの短距離部門1位ですから
当然といえば当然の評価なのでしょうね。
ところでシーニックブラストとまったく同じローテーションで
スプリンターズSに出走してきた馬がいます。
2000年の2着馬アグネスワールドがその馬です。
彼はキングススタンドSで2着に健闘すると
ジュライCを勝ち(シーニックブラストは10着)
大本命としてスプリンターズSに駒を進めてきました。
しかし結果は16頭立ての16番人気ダイタクヤマトに
足元をすくわれ2着に終わります。
前年も仏G1アベイドロンシャン賞に勝って臨んだこのレースで
武豊騎乗のブラックホークの末脚に涙を呑んでいます。
ロンシャンとニューマーケットで、
世界のホースマンが憧れるスプリントG1を勝ちながら、
なぜスプリンターズSを勝てなかったのか?
体調だけの問題ではないような気がします。
彼の戦績を見ていくと
小倉や函館の平坦コースは5戦5勝と無敵なのに対して、
坂のある東京と中山では0-2-0-3と成績が落ちます。
また左回りも苦手なようで0-0-1-3と低調です。
坂のある中山のスプリンターズSと左回りの高松宮記念、
日本のスプリントG1レースには不向きだったのかもしれません。
その意味では直線競馬主体のヨーロッパに活路を求めた
森秀行調教師の慧眼には感服するばかりです。
さて、世界のチャンピオンスプリンターであるシーニックブラスト、
ただひとえに馬場適性次第ということなのでしょうか。
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