2009年10月31日
こんにちは。
10月最後の土曜日、いかがお過ごしでしょうか。
きょうの阪神6レースの新馬戦(芝2000メートル)、
武豊騎手騎乗でリヴィアローズという牝馬がデビューします。
父がガリレオ、母がキフツゲートローズという血統です。
J-horsemanを何かと支援いただいている
山本英俊オーナーの所有馬ですが、
ローズは母の名を受け継いだと簡単に想像できるのですが、
「リヴィア」の由来は何なのでしょうか。
『それで、地球は動いている』
1616年、コペルニクスの地動説を支持して裁判にかけられ、
有罪判決を受けたガリレオがつぶやいた声だそうです。
ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が裁判の誤りを認め、
ガリレオに公式に謝罪し名誉回復したのが1992年、
実に400年近い歳月がたっています。
ヨーロッパ人というのはいい意味でも悪い意味でも
我々の想像を超えて頑固なんですね。
だからこそ伝統が守り伝えられるのでしょうね。
そのガリレオに娘さんがいたそうです。
山本オーナーが手を尽くして調べたところ、その名前はリヴィア。
ガリレオと(キフツゲート)ローズの娘だから
リヴィアローズだったんですね。
それにしても物語が広がるオシャレな馬名だと思います。
競馬が楽しくなります。
ガリレオが天動説に対して唱えた地動説は、
競馬を日本中心で考えるか、地球規模で考えるか、
それくらいの違いがあると思います。
海外を含めて舞台と考える山本オーナーは、
そんなガリレオの思想に共鳴するところがあるのでしょう。
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