2009年11月06日
こんにちは。
今週の京都メイン・ファンタジーSは
2歳牝馬限定レースとしては初のグレード競走となります。
いわば桜花賞、オークスなどクラシックへの登龍門でしょうか。
96年に新設されて、ことしで14回目を迎えますが勝ち馬からは
98年プリモディーネ、04年ラインクラフトが桜花賞馬になり
97年ロンドンブリッジが2着に健闘しました。
ただし全体の傾向としては他の2歳重賞と同じように
早熟馬が活躍するレースといえそうです。
でも中には03年のスイープトウショウのように古馬になって
宝塚記念やエリザベス女王杯などG1を制した馬もいます。
後のスプリンターを輩出するレースという側面もあるようです。
02年の2着馬シーイズトウショウは7歳までタフに走り抜き、
函館スプリントSを1、1、2着、CBC賞が1、7、1着、
G1は桜花賞2着が最高で少し手が届きませんでしたが、
堅実に駆けて5億円を越す賞金を馬主にもたらしました。
06年のアストンマーチャンは3歳秋のスプリンターズS勝ち、
非凡な才能を見せただけに夭逝したのが残念でなりません。
06年の6着馬がことしのサマースプリントチャンピオンに輝いた
カノヤザクラでアイビスサマーダッシュ2連覇などの活躍です。
ファンタジーS出走馬の出世頭は04年ラインクラフトでしょうか。
暮れのジュベナイル・フィリーズこそ3着と一息でしたが、
3歳春に急成長しフィリーズレビューと桜花賞を連覇、
牡馬相手のNHKマイルカップも快勝しています。
さて、ことしのファンタジーS、
クラシックをにぎわす馬、スプリント路線で大活躍する馬などは
隠れているのでしょうか。
きょうも来てくださってありがとうございます。
いよいよ日本時間で今夜半に開幕するブリーダーズC、
合田直弘さんの『海の向こうの競馬、そしてホースマン4』を
ご参考にお楽しみください。
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『競馬新聞の◎をチェック!』
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どうぞよろしくお願いします。