2009年11月08日
こんにちは。
G1のない日曜ですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、日本のグレードレースは定量戦や別定戦が主流で
ハンデ戦がめっきり少なくなりました。
G2では1月の日経新春杯、5月の目黒記念、
そして11月のアルゼンチン共和国杯の3レースだけです。
重いハンデを課せられるG1馬が出てくることはありませんから
いきおい盛り上がりに欠けるのは仕方がないでしょう。
ならば面白いレースをつくることで勝負することになります。
重い斤量を背負った実力馬も、実績に乏しい軽量馬も
ゴール前横一線になるようハンデキャッパーが知恵を絞ります。
まあ、理想どおりになることは少ないのですが、
最近のアルゼンチン共和国杯はけっこう面白くなっています。
昨年は53キロのスクリーンヒーローが快勝し、
次走のジャパンCまでもぎ取ってしまいました。
一昨年は54キロのアドマイヤジュピタが勝ち、
翌年の春の天皇賞を戴冠するまでに成長しました。
ちょっと遅れてきた素質馬の登龍門的な趣もあります。
さてことしですが、なんだか微妙な気もしますね。
57.5キロのトップハンデは重賞をそれぞれ3勝ずつしている
サンライズマックス、トーホウアラン、ミヤビランベリ。
それにつづく57キロにトウカイトリック、トーセンキャプテン、
そして先日ちょっとお話したジャガーメイルが顔を並べます。
重賞2勝のトーセン、同1勝でもG2で2着が4回もあるトウカイ、
ここまでは分かりますが、重賞未勝利のジャガーが同斤量。
G2での2着2回、G1香港ヴァーズ3着の実績は光りますが、
よほどハンデキャッパーに潜在能力を見込まれたのでしょう。
さて、直線で抜け出してくるのはどの馬でしょうか。
今日も来てくださってありがとうございます。
日本時間できょう未明、ブリーダーズCが終わりました。
合田直弘さんの『海の向こうの競馬、そしてホースマン4』で
その総括と分析をお届けしてまいります。
どうぞお楽しみに。