2009年11月12日
こんにちは。
きのうは世界的名建築タージ・マハルに眠る
ムムタズ・マハル妃殿下に由来する名牝ムムタズマハルから
ダービー馬の母となったマーマハル、
牝馬二冠を制した快速馬プティットエトワール、
そのたった1頭の娘ザーラなど10代を経て
不敗の凱旋門賞馬に輝いたザルカヴァへと至る
アガ・カーン家の宝石のような血統のお話をしました。
きょうはエリザベス女王杯に出走するシャラナヤからさかのぼり
偉大なナスルーラの母となったムムタズベガム、
そしてムムタズマハルへたどり着く血脈の話題です。
ザルカヴァが美しい韻を踏みながらザーラ姫に由来する
ザーラへとさかのぼりマーマハルからムムタズマハルへ至るように、
シャラナヤもシャラマンティカ、シャラマナと韻を踏んで
3代母がシャルミーン、アガ・カーン4世殿下の
初のダービー馬となったシャーガーのお母さんですね。
そこからさらに4代さかのぼりナスルーラの1歳上の姉ドドマから
ムムタズベガム、ムムタズマハルへと至ります。
ザルカヴァ同様にアガ・カーン家が丹精こめて育んだ血ですね。
きのうもご紹介したように
娘(ザーラ姫)に
素晴らしい次世代を残してやれたことはうれしい。
と殿下に述懐させた名血牝馬の1頭がシャラナヤです。
先日のブリーダーズCフィリー&メアターフ2000メートルを勝った
ミッドディは前走オペラ賞で3着に負かした馬でした。
JRAが発表したプレ・レーティングでも
ブエナビスタの113ポンドに対して119ポンドに評価され、
実力は間違いなく世界のトップレベルにあると見ていいでしょう。
来年から殿下の専属ジョッキーになることが決まっている
ルメール騎手は日本の競馬を知り尽くしています。
きっといい勝負をしてくれるだろうと期待したくなります。
きょうも来てくださってありがとうございます。
合田直弘さんの『海の向こうの競馬、そしてホースマン4』は
終わったばかりのブリーダーズCの話題です。
お暇な折にのぞいてみてください。
どうぞよろしくお願いします。