2009年11月14日
こんにちは。
週末の土曜日、お休みにもかかわらず、
きょうも来てくださってありがとうございます。
今週はヨーロッパを代表するオーナーブリーダー
アガ・カーン殿下の芸術のような血統のお話をしています。
きのうは日本に伝わったアガ・カーン血脈の話題でしたが、
マンデシャという牝馬に注目した日本人がいたという
思わせぶりなところで話が終わってしまいました。
ところでマンデシャの母は
マンダララという1997年生まれの栗毛の牝馬です。
どういう事情があったのかわかりませんが、
彼女がドーヴィルの繁殖セールに出されることになりました。
そしてクールモアなどと競り合って市場レコードとなる高額で
彼女を落札したのは、もちろんその日本人オーナーでした。
カジノドライヴで知られる山本英俊オーナーです。
山本オーナーがマンダララに着目したのは
ディープインパクトとの配合的な相性がよさそうという理由らしいですが、
このあたりは清水成駿さんとの『酔いどれ対談』、
その19回~22回でくわしく述べられています。
ご興味ある方は、ぜひ、そちらものぞいてみてください。
ちなみにマンダララ、ことしはユアアイズオンリーという2歳馬が
栗東の角居勝彦厩舎でデビューを待っています。
彼はマンダララを購入した時点でお腹にいた馬なのですが、
ことしは念願かなってディープの男の仔が生まれています。
アガ・カーン一族の名血と近年の日本最強馬ディープの血は
どんなハーモニーを奏でてくれるのでしょうか。
姉マンデシャと父ディープインパクトが同じ日に駆けた
ロンシャン競馬場で走れるといいですね。
合田直弘さんの『海の向こうの競馬、そしてホースマン4』は
ブリーダーズカップ(BC)の総括をお届けしていますが、
きょうはゴルディコヴァが連破を飾ったBCマイルの話題です。
ゴルディコヴァといえばザルカヴァの同期生で
3歳春は彼女の壁がどうしても破れませんでしたが、
マイル路線に転じてムーランドロンシャン賞などG1・7勝、
合田さんは現役最強のマイラーと評価しています。
祖母が凱旋門賞馬のゴールドリヴァーという良血で
繁殖牝馬としての価値も高いのですが、
ぜひ来年も現役でBCマイル3連覇をめざしてほしいですね。
安田記念なんかにも出てくれるとうれしいんですが。
『競馬新聞の◎をチェック!』は夕刻ごろの更新になります。