2009年11月16日
こんにちは。
週明けの月曜日、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今週はマイルチャンピオンシップがメイン、
2週つづけて京都でのG1レースとなります。
マイルチャンピオンシップで強烈な印象を残しているのは、
やはり1989年にオグリキャップが勝ったレースでしょうね。
もう20年にもなるんですね。
南井騎手のオグリが単勝1.3倍の圧倒的な1番人気、
武豊騎手のバンブーメモリーが4倍でつづきます。
レースもやはりこの2頭の一騎打ちになりました。
好位を進むオグリを中団でぴったりマークするバンブー、
そして4コーナーから直線入り口に向かいドラマがおきました。
猛追するバンブーがオグリをまくりきったかに見えました。
勝負あった、そんな感じです。
ところがオグリは狭い内にもぐりこむと闘争心のかたまりとなって
必死に馬体を併せにいこうとします。
サラブレッドの本能なのでしょうね。
火の出るような叩き合い、まさに言葉どおりの凄絶さです。
そしてゴールではオグリがハナだけ見事に差し返していました。
でも負けたバンブーメモリーも偉かったと思います。
長い間、いろんなレースを観てきましたが、
こんなレースはめったに見られるものじゃありません。
当時を知らない若い方はぜひDVD観戦してみてください。
きっと感動するはずですから。
ところで勝ったオグリキャップは連闘でジャパンCに臨み、
ここでもニュージーランドのホーリックスと一騎打ちを演じます。
結果はハナだけ負けてしまいましたが、これも名勝負でした。
本当にいろんなドラマを見せてくれる素晴らしい馬でした。
ちなみにバンブーメモリーは武邦彦調教師に
初重賞(スワンS)、初G1(安田記念)をプレゼントしています。
邦彦師にも武豊騎手にも思い出深い馬なのでしょうね。
合田直弘さんの『海の向こうの競馬、そしてホースマン4』は
いよいよブリーダーズCクラシックの総括がテーマです。
14戦14勝の女傑ゼニヤッタをどう評価しているのでしょうか。
非常に気になるところですね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
今週もJ-horsemanをよろしくお願いします。