2009年11月21日
こんにちは。
例年10月第2週から東京と京都の秋競馬がスタートします。
素質馬、期待馬の多くがここをデビューの場とすることが多く、
2開催連続の最期に組まれているのが東スポ杯2歳Sですね。
いわばクラシックを狙う大物の登龍門という位置づけでしょうか。
過去13回、京都デビュー組から4頭の勝ち馬が出ています。
最近3年は東京デビュー組が連勝しています。
阪神2頭、小倉、函館、札幌、福島も1頭ずつとまんべんなく送りだしています。
そもそもこの時期までに新馬戦がない中京は仕方ないにしても、
中山デビュー馬に勝ち馬がいないのは不思議な気がします。
ことしはその中山から期待馬が登場します。
デビュー2連勝中のニシノメイゲツがその馬です。
お母さんのニシノムーンライトは6勝して
オープンまで上り詰めた活躍馬ですが、
勝ち鞍は1600メートルまでのスピードタイプでした。
父デュランダルは “1200メートルもこなせるマイラー”
という評価があるようにマイルチャンピオンシップを連覇しています。
もう少し長い距離を走れる仔が出ても驚けないのですが、
自身が1800メートルの中山記念で9着に大敗しているのが少し気になります。
ニシノメイゲツ自身にとっても、お父さん、お母さんにとっても
1800メートルは未知の領域になります。
海外では快速血統から
2400メートルのチャンピオンディスタンスを勝つような馬がどんどん出ています。
母系をたどれば5代母のロザリエルは
2400メートルのG1ヴェルメイユ賞の勝ち馬、
4代母ローズボールは2000メートルのG1英チャンピオンS馬、
その半弟イルドブルボンはキングジョージを制し、
種牡馬として英愛ダービー連覇のカヤージなどを輩出しています。
血のよみがえりのドラマを見せてくれるといいですね。
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