2009年11月23日
こんにちは。
休日にもかかわらず来てくださってありがとうございます。
さて、今週はジャパンCウィークです。
キングジョージの勝ち馬で、
BCターフを連覇したコンデュイットが出走してきます。
シーザスターズが引退した今では
ヨーロッパ最強馬といっていいのでしょう。
楽しみですね。
古い話ですが、JCといえば81年の第1回が記憶に残ります。
いまから思えば欧米の一流馬とはいえない外国勢でしたが、
迎え撃つ日本勢は“黒船襲来”とばかり悲壮な決意で臨んだようです。
その決意が観るものに伝わってくるようなレースを見せたのが
“日の丸特攻隊” サクラシンゲキの大逃げでした。
前半の1000メートルが57秒8のハイペース、
そこからもスピードを緩めずに真一文字に逃げまくり、
場内をどよめかせました。
結果は直線で外国馬につかまり9着に沈みましたが、
彼の後ろには6頭もいました。
ドンジリでないところが偉いと思いましたね。
ちなみに彼は、
生涯に5Fから6F、7F、8F、9F、10F、11F、そして12Fと
すべての距離を走っていますが、
このJCで刻んだラップは
それぞれのカテゴリテーで彼が残したベストタイムを上回るか、
それに近いものばかりでした。これも驚異ですね。
父がスプリンター血統のドンで、
ケレン味のない快速ぶりばかりが目立ちましたが、
ダービーで4着に健闘し後のチャンピオンホース・アンバーシャダイや
菊花賞馬ノースガストに先着したように
粘り強いスピード馬というのが本質だったんだでしょうね。
たぶんオークスと有馬記念を勝った祖母スターロッチの血だと思います。
日本最先着が地方馬ゴールドスペンサーの5着と
散々な結果に終わった第1回のJCでしたが、
サクラシンゲキの決死の逃走劇が爽やかな印象となって残っています。
きょうも来てくださってありがとうございます。
今週はJCの話題を中心にお届けしてまいります。
どうぞよろしくお願いします。