2009年11月30日
こんにちは。
週明け早々から来てくださってありがとうございます。
今週はJCダートの話題を中心にお届けします。
お暇なときにのぞいてみてください。
JCダートはことし10回目と歴史も浅く、
つわもの揃いの北米では、
有力馬はブリーダーズC後に翌春まで休むのが普通ですから、
強豪がわざわざ海を渡ってくることはありませんでした。
でもことしは一味違います。
ベルモントSの覇者サマーバードが
勝てば本賞金1億3000万円+ボーナス1億円、
魅力的な資格を持って参戦してくれます。
さてサマーバードはことしのアメリカの物指しのような馬ですね。
ケンタッキーダービーはマインザットバード、
プリークネスSは牝馬のレイチェルアレクサンドラ、
ベルモントSがサマーバードと3冠すべての勝ち馬が違いました。
誰が強いんだ? という話になりますが、
ベルモントSをパスしたレイチェルは
ハスケル招待Hでサマーを6馬身差に破ります。
3歳最強は牝馬のレイチェルアレクサンドラで決まりですね。
ところがやっかいなことに13戦13勝と無敵街道を走るヒロイン、
ゼニヤッタという4歳牝馬がいます。
ここまで牝馬相手の競馬ばかりだったので、
牡馬に混じってクラシックを勝ったり、
古馬を問題にしなかったりのレイチェルが強い、
大方はそういう評価だったようです。
少なくともブリーダーズCクラシックのゴールまでは。
そこに待ち構えていたのがサマーバードでした。
レイチェル、ゼニヤッタの両馬に対決する初めての牡馬です。
ここでサマーバードがゼニヤッタに先着すれば、
年度代表馬は文句なしにレイチェルの頭上に輝くことになります。
ところがオールウェザー大好きのゼニヤッタは
4着サマーバードの3馬身先で14勝目の無敗のゴールに。
なんとなく牝馬2頭の引き立て役みたいで気の毒ですが、
3歳牡馬最強の誇りを胸に、ダートなら俺が強い!
というところを見せてもらいたいサマーバードです。
逆に日本馬にすれば、倒しがいのある大物参上ですから
いつもにましてガッツのある競馬を見せてくれるはずです。
『海の向こうの競馬、そしてホースマン5』では
水曜日に合田直弘さんによるJCプレビューをお届けします。
楽しみにお待ちください。
それでは今週もよろしくお願いします。