2009年12月03日
こんにちは。
きのうは2001年の第2回ジャパンCダート(JCD)で
衝撃的な走りを見せたクロフネのお話をしました。
ところでJCDもことしで10世代が登場することになりますが、
最強世代はどの年だったのでしょうか。
98年生まれのクロフネ世代はタイムパラドックスが
JCDなどG1・5勝をあげています。
アグネスタキオン、ジャングルポケット、マンハッタンカフェなどが
芝のレースで活躍しており、惜しくも亡くなったタキオンを含めて
種牡馬としても傑出した成績を残しています。
しかしダートの最強世代はやはりカネヒキリの年でしょうか。
ヒキリは同年生まれで同馬主のディープインパクトを引き合いに
“砂のディープ”などとあだ名されたほどの強豪ですね。
02年生まれの彼らはヒキリ2勝とヴァーミリアンでJCDを3勝、
ことしヴァーミリアンが世代4勝目をめざしています。
この2頭で合計15のダートG1を勝ちまくっているため、
他馬は割を食って目立たない印象ですが、
サンライズバッカス、フィールドルージュ、ボンネビルレコードなど
G1勝ち馬やワンダースピードやメイショウトウコンといった
渋い脇役も揃って多士済々ですね。
さて、ことしもヴァーミリアンなどが出走しますが、気になるのは
JCDでの7歳馬は勝ち馬はおろか2着もいないこと。
これまでに9頭が出走して、0-0-1-8という通算成績です。
最強世代がジンクスの壁を破るのでしょうか。
それとも流行語大賞になった“世代交代”となるのでしょうか。
きょうも来てくださってありがとうございます。
合田直弘さんの『海の向こうの競馬、そしてホースマン5』は
ジャパンC総括の続編。あすからJCDの展望を掲載します。
どうぞよろしくお願いします。