2010年01月27日
こんにちは。
きのうは藤澤和雄調教師をめぐる話題で
ちょっと気になることがあるとお話しました。
少し前にも触れましたが『競馬の殿堂』のことです。
『競馬の殿堂』は東京競馬場内に設置されおり、
クモハタからディープインパクトまで28頭の名馬、
尾形藤吉師など7人の調教師、
野平祐二さんなど3人の騎手が顕彰されています。
顕彰馬はG1を3勝以上するか、
種牡馬として5頭以上のG1馬を輩出、
または繁殖牝馬としてG1馬2頭以上出すことが目安になっているようです。
海外レースを勝ったり、記録性、話題性などで
中央競馬の発展に貢献した場合も選考対象になります。
出走制限でG1は1勝に終わったマルゼンスキーなどが
このケースに当てはまります。
しかし顕彰されるには競馬ジャーナリストなどの投票で
4分の3以上を集めることが必要とされていますから、
たとえばエルコンドルパサーのように
朝日杯フューチュリティS、ジャパンCで国内G1を2勝、
海外G1ではサンクルー大賞を勝ち、凱旋門賞2着した
歴史的名馬でもなかなか要件を満たせない狭き門です。
アグネスデジタルは中央、地方、海外で
芝、ダートの双方で6つのG1に勝っています。
スペシャルウィークやシンボリクリエスはG1を4勝、
でもみんな選出されるのに時間がかかっています。
こうした厳しさが『殿堂』の権威を高めているのでしょうね。
さて、馬も大変ですが調教師もハードルが高いようです。
この続きは明日お届けしましょう。
きょうも来てくださってありがとうございます。
10年先か、もっと先なのか、
引退すれば『殿堂』入りが確実な武豊騎手と
西川哲東京サラブレッドクラブ社長の特別対談、
連載コラム『馬名ミュージアム』を更新しました。
どうぞよろしくお願いします。