2010年02月18日
こんにちは。
フェブラリーSの追いきりも終了し、
いよいよ本番を迎えるばかりになりました。
このレースの特徴のひとつに連覇がないことが上げられます。
ダート界の頂点を極めた馬同士がベストパフォーマンスを競う場、
ピークの調子を維持しつづけることはよほど難しいのでしょうね。
さて、ことしのサクセスブロッケンはどうなんでしょうか。
また逃げ馬に非常に厳しいレースであることも知られています。
G1に昇格した97年以降で逃げて勝ったのは
不良馬場を利した05年のメイショウボーラーただ1頭だけです。
その他の年は差し馬、追い込み馬の天下になっていました。
最近5年間を振り返ってみても
スタート直後の芝コースで勢いをつけた馬群が
ダートコースに突入してさらに加速し、
2ハロン目のラップタイムはすべて10秒台で通過しています。
その後もなかなかラップが落ちず、
逃げ馬、先行馬にとっては息の入らない展開になります。
ところが昨年のレースはかなり趣が違っていました。
昨年のレースでは逃げたエスポワールシチーが
2ハロン目を10秒5とレース史上最速記録で通過しますが、
とがめるように直後に位置したカジノドライヴの追走で
その後も11秒9-11秒9-11秒8-11秒3と緩みません。
それでも道中3番手のサクセスブロッケン、2番手のカジノドライヴ、
その直後のカネヒキリで決着、エスポも4着に踏ん張ります。
高速ペースで先団を形成した馬同士で決着するのですから、
相当にレベルの高い一戦だったことがうかがえます。
日本のダート競馬もアメリカ型になっていくのでしょうか。
こうした決着が昨年だけのものなのか、
強い馬が増え層も厚くなったといわれる日本ダート界全体の
レベルの向上を物語るものでことし以降もつづくのか、
非常に興味深いところだと思います。
とくにことしは王者エスポワールシチーをはじめ、
芝から転戦するローレルゲレイロ、リーチザクラウンと
スピード自慢がそろっており、
サクセスブロッケンやレッドスパーダも負けじと追いかけます。
昨年以上のハイペースが予想され、激戦は必至でしょうね。
面白い競馬が期待できそうで楽しみです。
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