2010年02月26日
こんにちは。
今週は中山記念にまつわるあれこれをお届けしています。
きのうお話したサクラローレルほど華やかさはないのですが、
毎年この時期になると思い出す馬がいます。
2000年の中山記念を7歳で勝ったダイワテキサスです。
ダイワテキサスはリィフォー直仔トロメオが父親ですね。
リィフォーの代表産駒にはニッポーテイオーがいますが、
古馬になって天皇賞・秋とマイルチャンピオンシップを連勝、
翌年の安田記念にも勝ったように、ゆっくり成長しながら
タフに走り長く活躍をつづけるタイプが多いようです。
ダイワテキサスにもこの血は確実に継承されていたようで、
彼は競走生活4年目の5歳時にようやく本格化し3連勝で臨んだ
初重賞の関屋記念、つづくオールカマーも快勝します。
ここからが彼の本領発揮の場、6歳時の中山記念は2着でしたが、
翌年7歳でアメリカンボス以下を振り切って優勝します。
7歳馬の中山記念制覇は彼が初めてではありません。
過去には93年のムービースター、95年のフジヤマケンザンが、
後には06年のバランスオブゲーム、08年のカンパニーがいます。
そして昨年カンパニーが8歳で高齢馬勝利記録を塗り替えました。
しかしあきらめず丈夫に競走生活をまっとうした彼は、
G2を2勝(オールカマー、中山記念)、
G3を3勝(関屋記念2回、新潟記念)と大活躍しました。
オーナーは大城敬三さんが関係する大和商事、
大城さんはダイワメジャー・スカーレット兄妹でG1を9勝もしますが、
この時代にはG1勝ちはまだありませんでした。
ちなみに大城さんの所有馬が稼いだ取得賞金ランキングは、
メジャーが約10億円で1位、スカーレットが約7億円で2位、
そして3位が約6億円のダイワテキサスなのです。
偉い馬ですね。オーナー孝行のお手本のようです。
さて、ことしはどんなオーナー孝行が出るのでしょうか。
きょうも来てくださってありがとうございます。
毎週月・水・金にお届けしてきた武豊騎手と
東京サラブレッドクラブ西川哲社長の対談は先回で終了しました。
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お暇なおりにまとめ読みなさったらいかがでしょうか。
『馬券術どおりに買ったこうなった』は夕刻ころの更新です。
どうぞよろしくお願いします。