2010年03月12日
こんにちは。
今週はレッドディザイアが出走予定の
ドバイ・ワールドCの話題を中心にお届けしています。
さて、きのうはワールド・サラブレッド・ランキング7位の座を占める
北米芝チャンピオン・ジオポンティが強敵というお話をしました。
彼は3歳時にはG2、G3で勝ち負けする程度の競走馬でしたが、
4歳になった昨年に急激に力をつけ、
アーリントンミリオンなど芝G1を4連勝してスターダムに乗りました。
オールウェザーのブリーダーズCクラシックでは
ゴール前でゼニヤッタの強襲に屈しましたが2着を確保。
世界ランキング3位のリップヴァンウィンクル、
ケンタッキーダービーを制したマインザットバード、
ベルモントSを勝ち秋にはさらに充実を示したサマーバードと
格上の人気馬に堂々と先着しています。
先月にフロリダで行われたタンパベイSで戦線復帰し、
ハナ差の2着でしたが、ワールドCへの視界は良好のようです。
オールウェザー適性の高さは確かなようですから、
レッドディザイアにとっては高く厚い壁になるかもしれません。
ジオポンティが存在感を示したブリーダーズCで3着したのが
ランキング15位におされているイギリスのトワィスオーヴァーです。
ジオポンティ同様にG1ではちょっと足りないレースぶりでしたが、
昨秋の英チャンピオンSを快勝して一流馬の仲間入りをしました。
彼のランクはオールウェザーでの能力を評価されたもので
ドバイ本番では侮れない1頭であるのは間違いないでしょう。
同じランキング15位のヴィジョンデタも確かな実力の持ち主です。
仏ダービーを含むデビュー6連勝でスターの階段を駆け上がり、
とくに1800m~2100mは8-0-1-0と中距離は無類の強さ。
3着以下に落ちたのは2400mの凱旋門賞5着、10着だけ、
ドバイの2000mなら十分に守備範囲と考えられます。
この馬、本番ではオリビエ・ペリエ騎手が手綱をとりそうです。
トライアルのマクトゥーム・チャレンジR3でレッドディザイアの
強烈な末脚を引き出した名手ですね。
ランキング上位馬以上に怖い存在になるかもしれません。
ランク上位といえばトライアルで大敗したカヴァルリーマンは
ワールドCのホスト役のシェイク・モハメド殿下がオーナーですから、
おろそかには扱えない気がします。
きょうも来てくださってありがとうございます。
週末の馬券コンテンツ
『馬券術どおりに買ったらこうなった』は夕刻ごろの更新です。
今週もいい馬券ライフをお楽しみください。
さて、あす、あさってはドバイ・ワールドC展望はお休みして、
フィリーズレビューなど土日の重賞の話題をお届けします。
どうぞよろしくお願いします。