2010年04月08日
こんにちは。
ことしの桜花賞は良質な血統馬がそろったお話をしています。
ラナンキュラスは母ファレノプシス、98年の桜花賞馬です。
その後も秋華賞、エリザベス女王杯に勝った堂々たる一流馬、
母娘2代制覇は69回の歴史にないそうですから、
史上初の快挙ということになります。頑張ってください。
祖母に懐かしい名牝の名前が並んでいます。
ゼンノロブロイ産駒のギンザボナンザはアドラーブルの孫。
チューリップ賞に快勝して桜花賞に駒を進め、
ニシノフラワーの2着に惜しくも敗れましたが、
オークスでは巻き返してみごとに樫の女王に輝きました。
良い脚を長く使える血のようでオークス向きでしょうか?
シンメイフジの祖母はシンコウラブリイ。
当時は外国産馬にクラシック出走権がなく苦労しましたが、
マイルチャンピオンシップ制覇で藤澤和雄調教師に
初のG1タイトルをもたらした功労馬です。
のちにシンメイフジの母となるその仔レディミューズも
母と同様に藤澤和雄調教師、岡部幸雄騎手のコンビで走り、
チューリップ賞を後方から追い込んで2着しますが、
桜花賞では先行して伸び切れず6着に敗退し、
オークスでは逃げて4着に粘るのが精いっぱいでした。
でも素質の片鱗は見せてくれたわけで
娘の奮起に楽しみが広がります。
良血ならオウケンサクラも胸を張れます。
母ランフォザドリームはマーメイドS、朝日CCと重賞2勝、
エリザベス女王杯ではメジロドーベルに勝たれましたが、
エアグルーヴを抑え込んで2着に健闘しています。
祖母ミルフォードスルーも重賞2勝、函館2歳Sでは
当時最強を謳われたリンドシェーバーを破っています。
5番人気で凱旋門賞を勝った父バゴの存在もあわせて
“大物喰い” の血統なのかもしれません。
ちょっと気になっているのがコスモネモシン。
新種牡馬ロブロイに初重賞をもたらしたという以外、
ちょっとセールスポイントが曖昧なようですが、
ヘイローの3×4のクロスが特徴といえば特徴でしょうか。
サンデーサイレンスはヘイロー最高の傑作、
母父シングスピールの母グローリアスソングは米25勝と
ヘイロー最良の牝馬といっていいと思います。
ベスト・イズ・ベストの配合なのかもしれません。
(キングヘイローの母でケンタッキーオークス馬の
グッバイヘイローを代表に上げる方もいるでしょうが)
シングスピールも娘のダーレミが
先日のドバイ・シーマクラシックでブエナビスタ以下を完封、
波が来ている、そんなムードもただよってきますね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすはいよいよ枠順が確定します。
クラシック第1弾、がっちり射止めたいものです。