2010年04月10日
こんにちは。
春のクラシック開幕戦・桜花賞があすに迫りましたが、
きょうは中山のニュージーランドトロフィ、
阪神の阪神牝馬Sと2つのG2が東西のメインになります。
ニュージーランドTをNHKマイルCのトライアルとすれば
阪神牝馬Sはヴィクトリアマイルへの挑戦者決定戦。
皆さんの期待を集めるのはアドラーダでしょうか。
ここまで8戦4勝2着4回と連率100%の実績が光ります。
血統的にも祖母ウインドインハーヘアですから
ディープインパクト一族のお嬢さまということになります。
でもわざわざディープ一族といわなくても、
母レディブロンド自身が一流の競走馬でした。
彼女は藤澤和雄厩舎で管理されましたが体質が弱く、
デビューはなんと5歳6月の函館、
当然、未勝利戦などとうにありません。
500万に適当なレースがなく1000万クラスを選びます。
いくら素質があっても初戦が2階級も上のクラスでは
常識的には競馬になりません。大敗するのが普通でしょう。
ファンの評価も冷静で12頭中の5番人気でした。
ところが彼女は4角最後方から函館の短い直線を追い込んで
ハナ差だけ格上馬を抑え込みます。
ここから快進撃がはじまり5戦5勝でオープン入り、
いきなりG1スプリンターズSにチャレンジします。
さすがに荷が重く4着に敗れますが、彼女に先着したのは
デュランダル、ビリーヴ、アドマイヤマックス、
みんなG1ホースばかりでした。
彼女はここを最後に引退しますがみごとな戦いぶりでした。
ラドラーダが母を知り尽くした藤澤師に導かれ
母が通った道を追いかけます。
ヴィクトリアマイルではブエナビスタが待っています。
もしかしたらレッドディザイアも出てきたりして・・・。
そうなれば、ちょっと存在感に欠ける印象もあるG1
ヴィクトリアマイルが一気に盛り上がりますね。
そうなればいいなぁ、と思ってしまいます。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすの桜花賞をご一緒に楽しみましょう。