2010年04月16日
こんにちは。
今週は “スペシャルな馬” という藤澤和雄調教師の言葉に
大いにインスパイア(触発)されています。
きのうは “スペシャルな” 存在は三冠馬かも、ということで
初代三冠セントライトとその父ダイオライトの話題でした。
さて、ダイオライトは当時の価値で最新戦闘機3機分、
本場イギリス・クラシック馬の初めての輸入とあって
現代にすると3000億円相当の高額種牡馬でした。
値段の当否は別にして競馬のレベルアップに情熱を燃やす
日本のホースマンの心意気は十分に伝わります。
セントライトから四半世紀近くたって
わが国2頭目の三冠馬シンザンが誕生します。
父は偉大なヒンドスタン。シンザン以外にも
12頭のG1ホースを輩出したグレート種牡馬です。
その後はご存じのようにミスターシービーが3頭目。
彼はトウショウボーイ産駒で、その父が
日本競馬にスピード革命を起こしたテスコボーイです。
翌年のシンボリルドルフは牧場ゆかりのパーソロンの息子。
94年のナリタブライアンはブライアンズタイム、
05年ディープインパクトはサンデーサイレンスが父でした。
どの血統をとってもマグレで1頭だけG1馬を出した、
そういうレベルではありません。
まさに時代を創ってきた名種牡馬ばかりですが、
三冠馬に限れば2頭目を出していないというのも事実です。
偉大なサンデーサイレンスの血がジンクスを越えるのか、
それとも2010年代を代表する新しい血が出てくるのか、
興味深いディケード(10年間)がはじまります。
きょうも来てくださってありがとうございます。
皐月賞は枠順も確定し前売りもはじまっています。
いよいよ、ですね。
あすもどうぞよろしくお願いします。