2010年04月28日
こんにちは。
“天皇賞・春の意義が問われている”、
このところそんな感想を自分に問いかけています。
ワールド・サラブレッド・ランキング(WTR)は、
世界の主要レースを対象に国際ハンデキャッパー会議が
協議しレイティングする馬の強さの指標のひとつです。
昨年は世界中から333頭のサラブレッドが格付けされ、
1位は文句なくシーザスターズでしたね。
日本調教馬は28頭がレイティングされ、
19位122ポンドに天皇賞・秋を勝ったカンパニーと
有馬記念のドリームジャーニーが格付けされています。
33位121ポンドにジャパンC2着のオウケンブルースリ。
43位120ポンドにはウオッカとディープスカイ。
ウオッカの評価が低く感じられるのは、
対象レースのジャパンCの斤量差を配慮されたもので
実質はカンパニーやドリームジャーニーに遜色ありません。
このあたりまでは、まあ順当か、そんな感じですが、
65位の119ポンド評価はオールカマーのマツリダゴッホと
天皇賞・秋2着が評価されたスクリーンヒーローが。
うん? 春の天皇賞馬はどこへいったんだ?
87位相当の118ポンド、日本馬はロジユニヴァース、
サクラメガワンダー、エスポワールシチー、ジャガーメイル。
まだ天皇賞馬の名前が出てこない。
ロジやエスポワールは分かりやすいのですが、
サクラは宝塚記念でドリームジャーニーの2着が評価され、
ジャガーは香港ヴァーズ4着を買われたものです。
ご存じのように香港ヴァーズはシャンティで毎年暮れに
芝2400mで行われる国際G1レースです。
昨年のレースではアガ・カーン殿下の秘蔵っ子ダルヤカナが
5戦5勝と無敵のゴールインを決め、
ヨーロッパの一流馬スパニッシュムーンが僅差の2着。
ジャガーは凱旋門賞3年連続2着のユームザインなどに先着、
“価値ある” 4着だったと思います。
が、それにしても春の天皇賞馬はどこへ行ったのでしょうか。
きょうも来てくださってありがとうございます。
この続きはあすお送りしたいと思います。
『馬名ミュージアム』を更新しました。
馬名にまつわる、ちょっといい話をお楽しみください。
どうぞよろしくお願いします。