2010年05月01日
こんにちは。
絶好の競馬シーズンの訪れ薫風吹き抜ける5月です。
きょうの注目レースは何といっても青葉賞ですね。
3頭出しでチャレンジする藤澤和雄厩舎が話題ですが、
リリエンタールのエピソードに焦点をあててみます。
アヌスミラビリスという馬を覚えておいででしょうか。
まだ日本の競馬が本格的に国際化される前の1996年、
突然フラリと毎日王冠にやってきたゴドルフィンの馬です。
愛、英、仏、伊、日、香港、ドバイと7カ国地域を渡り歩き、
生涯30戦9勝、2着7回、3着6回のツワモノです。
さてこの年の毎日王冠では
バブルガムフェローやタイキフォーチュンなど強い3歳勢を
あっさり負かして楽々と勝利、そのまま香港へ向かいます。
ジャパンCに挑戦するわけでもなく毎日王冠1走だけ、
「何をしにきたのだろう?」 と不思議な感じがしました。
ことしマクトゥーム殿下一族が海外居住馬主資格を取得して
「いよいよ日本上陸」 と話題を呼びました。
95年にもハートレイクで安田記念を勝っているように、
殿下やゴドルフィングループは来るべき “日本進攻” に備えて、
日本の高速馬場に適応する馬の資質を計っていた?
いわばマーケティング・リサーチだったのでしょうか。
さてアヌスミラビリスの血統をたどっていくと、
母の姉の孫にアンナモンダの名前が出てきます。
リリエンタールのお母さんですね。
日本の高速芝には不向きではないかといわれている彼ですが、
一族には日本進出の“ヒットマン”がいたことになります。
殿下がドバイでも欧米でも日本でも走る血を求めたように、
山本オーナーは日本でも海外でも走る血を探求しています。
奇縁ですね。リリエンタールの走りに期待しましょう。
きょうも来てくださってありがとうございます。
“競馬漬け” のゴールデンウィークを堪能したいと思います。
突然ではありますが
好評をいただいておりました馬券コンテンツ
『馬券術どおりに買ったらこうなった』は
今回の掲載分が最終回となります。
長い間、ご愛読いただきましてありがとうございました。