2010年05月16日
こんにちは。
きょうは日本ではG1ヴィクトリアマイル、
海の向こうではG1シンガポール空港国際Cが行われます。
去年の覇者で先ごろのドバイワールドCを制した世界的強豪
グロリアデカンペオンはじめ好メンバーがそろいました。
日本からシャドウゲイト、ヤマニンキングリーが参加しますが、
もう一人の日本人、もう一頭の日本産馬もゲートインします。
海を渡った一人のホースマンと一頭のサラブレッド、
ホッカイドウ競馬出身の高岡秀行調教師と
日高生まれのシンガポール三冠馬ジョリーズシンジュですね。
高岡師は道営でリーディングトレーナーに輝いた実力派。
02年に新天地をシンガポールに求め移住しています。
夏も涼しい北海道と違って向こうの平均気温は約27度、
水を隣国から輸入しているお国柄で人にも馬にも
恵まれた環境とはいえないようです。
我々には想像もできないいろんな苦労があったと思いますが、
昨年は牝馬ジョリーズシンジュでシンガポール三冠を達成
トップトレーナーの地歩を固めつつあります。
今回はそのジョリーシンジュで挑戦するわけですが、
実は彼女も北海道日高生まれの日本産馬なのです。
北の国からきた人と馬が赤道直下でのG1レースを戦う、
これも競馬というスポーツが紡ぎだすロマンですね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
来週はオークス、再来週はダービー、
春のクラシック戦線もいよいよ大詰めを迎えます。
いまからドキドキワクワクの毎日がつづきそうです。