2010年05月23日
こんにちは。
オークス当日になりました。いかがお過ごしでしょうか。
さて、馬の強さを計る尺度はいろいろあると思います。
いちばん分かりやすいのは“無敗”ということでしょうか。
そこで無敗のオークス馬を探してみたのですが、
これがなかなかの狭き門なのですね。
最近では06年のカワカミプリンセスがそれにあたります。
彼女は3歳2月末とデビューが遅れたのですが、
新馬、特別を連勝、トライアルのスイートピーSを勝ち上がり
オークスの晴れ舞台に滑り込み、勢いに任せて勝利を飾ります。
では、彼女以前の“無敗のオークス馬”となると
そこから実に半世紀もさかのぼることになります。
56年のミスオンワードがその馬、
桜花賞、オークスを含めて8戦8勝の二冠馬です。
しかし彼女は連闘で挑んだダービーで大敗し、
連勝記録はそこで途切れてしまいました。
これまでに70頭のオークス馬が誕生していますが、
別格の存在は戦前のクリフジでしょうか。
彼女はダービー、オークス、菊花賞を含めて
生涯11戦11勝、そのいずれもが圧勝でした。
ダービーが6馬身、オークスが10馬身、牡馬相手の菊花賞は
大差勝ちという図抜けた実力を見せつけています。
繁殖に上がっても非常に優秀で
桜花賞、オークスの二冠馬ヤマイチを出しているのは立派です。
ことしのオークス出走馬にもすでに無敗馬はいませんが、
70回の歴史の中で無敗馬が案外に少ないのは、
時期的なものもあり牝馬が安定して実力を発揮することが
簡単ではないということでしょうか。
きょうも来てくださってありがとうございます。
皆さんの馬券に幸運の女神が微笑みますように。