2010年05月24日
こんにちは。
いよいよ待望のダービーウィークがはじまります。
ことしは故障などで戦線離脱する馬も少なく
近年にないハイレベルの戦いが期待されています。
さて、きのうは“無敗”のオークス馬になるのは難しい、
そんなお話しをしました。
ダービーではペルーサがその狭き門に挑戦します。
昨年のロジユニヴァースまで76頭のダービー馬がいます。
うち“無敗”で通過したのは9頭のみ、
オークスほどではありませんが狭き門に変わりはありません。
そのうち2頭は戦前の記録でフレーモア、カヴァナーが
ともに3戦3勝でダービー馬の栄光に輝きました。
不敗のダービー馬が一躍注目されたのは51年トキノミノル。
10戦10勝でダービー制覇直後に急死したこともあり、
大きな社会的話題になったと伝えられています。
以降、60年コダマ、84年シンボリルドルフ、
91年はルドルフの息子のトウカイテイオー、
翌92年ミホノブルボン、96年フサイチコンコルドとつづき、
21世紀に入ってディープインパクトが難関を突破しました。
惜しかった最大の事例は73年のハイセイコーでしょうか。
公営大井も含めて10戦10勝で迎えたダービーでは
ファンの悲鳴とともに3着に敗退しました。
翌年のキタノカチドキも7戦7勝の後のダービーで3着と
悲運がつづきました。
とはいえ勝った無敗馬も負けた無敗馬も
いずれ劣らぬ“競馬の殿堂”入り級の名馬ばかりです。
ペルーサがこの偉大な先輩たちの仲間入りできるのか、
ドキドキワクワクの1週間がはじまります。
きょうも来てくださってありがとうございます。
今週もJ-horsemanにおつきあいください。
よろしくお願いします。