2010年05月29日
こんにちは。
サンデーサイレンスの仔が登場したのは1991年、
早いものでもう20年になるんですね。
ご存じのように、以来SS産駒は日本のターフを席巻し、
かつてなく今後もないだろう偉大な足跡を残しました。
サンデーの最後の世代が2003年生まれのサラブレッド、
エリザベス女王杯のフサイチパンドラ、
有馬記念のマツリダゴッホなどのG1ホースを出しています。
きょうのメイン・金鯱賞に出走のアクシオンも同期生ですね。
彼は脚部不安などで2年以上の休養を余儀なくされるなど
およそ順調さとはほど遠い競走生活をすごしてきました。
6歳になってやっと本格化したと思ったら重賞2連勝、
まだ底を見せないレースをつづけています。
厩舎の先輩には7歳になって重賞を3勝した
ダイワカーリアンのような晩成の大器もいました。
二ノ宮調教師とスタッフの蓄積されたノウハウは、
信頼するに足るものだろうと思います。
アクシオンの馬名は物理学用語からとったみたいです。
理論的に存在が立証できるにもかかわらず、
誰も見たことがない素粒子をさすらしいです。
あるのに見えない、競馬の血統みたいなものでしょうか。
ここから宝塚記念、そして登録済みの凱旋門賞の舞台で
サンデーの素晴らしい遺伝子が目に見えるような形で、
直線で弾けてくれるといいですね。
二ノ宮師にはエルコンドルパサーで2着に惜敗した無念、
サンデーサイレンスにはディープインパクトでの忘れ物を
ぜひ取り戻しに行ってください。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすはいよいよダービーです。
楽しみでなりません。