2010年05月30日
こんにちは。
ダービーの朝が明けました。いよいよですね。
一昨日、ダービーってどんなレースだろうと考えました。
それは春から初夏へかけての成長力勝負かもと書きました。
きょうはダービー馬ってどんな馬なのかを想像してみます。
「ダービー馬は素晴らしい血統と馬体をもっていなくては」
と藤沢和雄調教師は常々おっしゃっています。
ダービー馬は必ず引退後には種牡馬になります。
速く走る能力、たくましい闘争心、安定した気性、
そして何より健康な馬体を子孫に伝える義務があります。
だからダービーに勝つことが大切なのではなく、
ダービー馬にふさわしい要件を備えていることが重要なのだそうです。
藤沢師はゼンノロブロイの英インターナショナルS、
カジノドライヴのブリーダーズCクラシックで
ともにグッドルッキングホース賞に輝いています。
師のサラブレッドのあり方にかかわる深いこだわりが
海外のホースマンにも認められたあかしでしょう。
師の胸の奥には目の前のレースを勝つことより、
競馬の10年後、20年後、いや100年の大計が
いつも静かに燃えたぎっているのでしょうね。
きょうのダービーから、10年、20年、100年先の
日本の競馬を盛り上げるような “優駿” が現われてほしいです。
きょうも来てくださってありがとうございます。
皆さんのダービーが素晴らしいものでありますように。