2010年06月03日
こんにちは。
同世代にスターホースがいたために
なんとなく地味な印象の実力馬がいます。
かつて野球監督の野村克也さんは
「長島、王が輝く太陽の下に咲くひまわりなら自分は月見草」
と人気と実力の乖離を嘆いたそうですが、
競馬の世界では牝馬二冠のベガとノースフライト、
グランプリチャンピオンのグラスワンダーとエアジハード、
そんなライバル同士のお話をしてきました。
“月見草” のようだったエアジハードが残したショウワモダン、
彼もまた極めつきの “月見草” 一族かもしれません。
実績馬のリーチザクラウン、良血馬トライアンフマーチに
人気は譲るのでしょうが、彼の充実ぶりも目覚しいですね。
元をただせば兄ユメノシルシは新潟記念を勝っています。
祖母のヨドセンリョウは阪急杯を勝ったセンリョウヤクシャ、
彼女の弟に素質を高く評価されたアスワンがいます。
さらに遡れば彼女やアスワンの母リリーオブザナイルは、
大種牡馬リヴァーマンの妹という確かな血筋です。
“月見草一族” が脚光を浴びるようなレースを期待しましょう。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすは海外で “月見草” から一躍 “向日葵” の座へ突き進んだ
牝馬のお話をお送りしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。