2010年06月04日
こんにちは。
元プロ野球監督・野村克也さんの名言、
「長島、王はひまわり、自分は月見草」 のお話しをしています。
きのうは人気者ベガの同期生ノースフライトの強さ、
王者グランスワンダーに挑んだエアジハードの切れ味、
人気は譲ってもスピード比べなら譲りませんでした。
さて、海外に “月見草” みたいな実力馬はいるのでしょうか。
思い浮かぶのは今やマイルの女帝として君臨している
ゴルディコヴァにそんなイメージがあります。
彼女は “天才少女” ザルカヴァの同期生です。
マイルの仏2000ギニーで2馬身差の2着に破れ、
距離が延びた仏オークスはさらに離されて
4馬身半差、しかも3着におわりました。
ここでフレドリック・ヘッド調教師は方針転換、
秋はザルカヴァが7戦不敗のまま凱旋門賞を勝つ裏で
マイル路線を歩み、ムーランドロンシャン賞でG1初制覇、
返す刀でアメリカに遠征しG1ブリーダーズCマイルを
1分33秒台の速いタイムで快勝します。
ザルカヴァが去った2009年シーズンはイスパーン賞から。
距離が合わなかったのか7着と生涯唯一の大敗を喫します。
しかしジャックルマロワ賞を含むマイルG1を3連勝、
ブリーダーズCマイルでは連覇を果たします。
もう “月見草” とはいわせない強さ、充実ぶりです。
今シーズンも緒戦のイスパーン賞をあっさり勝って
順調なスタートを切っています。
強さ、速さに円熟味が加わってきたのでしょうね。
もちろんめざすゴールはブリーダーズCの3連覇、
ザルカヴァに並ぶ名馬になってほしいと思います。
きょうも来てくださってありがとうございます。
今週日曜は安田記念、ユニコーンSのダブル重賞です。
いい日曜日になるといいですね。