2010年10月17日
こんにちは。
アパパネが牝馬三冠の最終関門に挑みます。
牝馬三冠の仕組みは比較的歴史が新しく、
(といっても40年の積み重ねがあるのですが・・・)
1970年にビクトリアCが創設されてスタートしています。
その後、76年にエリザベス女王杯へと切り換えられ、
現在の秋華賞へと移行したのは96年のことでした。
この40年間に三冠を成し遂げたのは2頭だけです。
厳密にいえば、エリザベス女王杯は京都の2400m、
秋華賞は京都2000mと施行条件が違いますから、
別々に考えるべきかもしれませんが・・・。
ともあれ最初はエリザベス女王杯時代の86年のメジロラモーヌ。
彼女は三冠ばかりかそれぞれのトライアルも勝っていて、
同世代に一分の隙も与えないパーフェクト達成でした。
次が03年のスティルインラブということになりますが、
彼女はメジロラモーヌとは対象的にトライアルに弱く、
チューリップ賞2着、オークスは直行で、ローズS5着、
おかげで本番では一度も1番人気にならなかったという
三冠馬らしくない珍しい記録の持ち主になりました。
第3代牝馬三冠をめざすアパパネですが、
チューリップ賞2着、オークスは直行で、ローズS4着、
まるでスティルインラブの戦績とかぶります。
トライアルは負けても本番は譲らない、
そんな強靭な精神力を見せてくれるのでしょうか。
きょうも来てくださってありがとうございます。
京都の秋華賞、東京の府中牝馬S、
さながらレディースデーの趣きもある日曜日、
たっぷりと楽しませてもらいたいものです。